【リフォーム1000】ガラスブロックの種類・構造(寸法・サイズ・断熱性)

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◆ガラスブロックの種類・構造・寸法の解説

◆ガラスブロックの構造と特徴について

 ガラスブロックの構造はプレス形成された2つの箱型のガラスを溶着させた構造となっておる。

 ガラスブロックの内部は低圧の空気が封入されておる為、デザイン性だけでなく「断熱性」及び「遮音性」にも優れた特徴を持つ建築資材となっておる。

ガラスブロックの特徴と利点【画像】

 尚、ガラスブロックはガラスの特性とも言える「透過性」を持つ建築資材であることから、採光を確保したい壁面に使用したり柔らかい採光を取り入れるなど建築デザインの幅を広げるために活用することが可能じゃ。

◆ガラスブロックの種類と透過性

 ガラスブロックの種類は透過性によって幾つかの種類に分類することが可能です。

 透過性の高い透光透視タイプのガラスブロック。

 ガラス面、もしくはガラスに加工が施されており、透過性が低減されている透光半透視タイプのガラスブロック。

 そして、乳白色のガラスの側面に色を入れた透光不透視タイプのガラスブロックなどです。

 また、インテリア性を重視した色付きの「カラータイプのガラスブロック」も種類が豊富になってきており、リフォームの現場でもデザイン性を重視したガラスブロックの使用が多くみられるようになってきております。

色付きのガラスブロックも人気【画像】

 形状による分類では、一般的な正方形の製品。

 長方形や丸型の変形タイプのガラスブロック。

 そして、「トップライト」として使用される鋳鉄枠付きの鋳鉄枠型トップライト式のガラスブロックなどの種類に分類されます。

◆ガラスブロックの寸法・サイズ

 ガラスブロックのサイズは幅広いサイズが製品化されており、形状も正方形、長方形、円形など様々な形状のガラスブロックがあり用途に合わせて適切なサイズのガラスブロックを選択する必要があります。

 現在、市場で広く販売されている寸法は以下の4つのサイズが主流となっております。

【ガラスブロックの寸法・サイズ一覧】
大きさ縦(mm)横(mm)厚さ(mm)
小型11511580
中型14514595
大型19019095
薄型14514550

 構造にかかわる建築資材としては寸法が「145x145x95」の中型、「190x190x95」の大型が主流です。

 また、小型サイズや薄型のガラスブロックは室内のデザイン性を高める目的で使用されたり、門柱や表札などのアクセントとしても広く用いられるようになってきております。

ガラスブロックの寸法・サイズ別の主な用途【画像】

◆ガラスブロックの断熱性・熱貫流率

 ガラスブロックは熱貫流率が低く、断熱性の高い建築資材としての特徴を持っているのは前述してきた通りです。

 この断熱性を更に高めた高断熱ガラスブロックの代表的な製品にファイネックスHIがあります。

 一般的な「190x190x95寸法」のファイネックスの熱貫流率は「1.96W/㎡k」となっており従来の製品と比較すると4分の3程度の高い断熱性能です。

 断熱性を高めたこの製品の構造は2枚のガラスを溶着するタイプではなく、内部に5枚の複層ガラスを導入した構造となっております。

 ガラスブロック製品の開発は日々進展しているため、今後も多くの建築場面で新しい用途にて活用される可能性があります。